2024年教覚寺5大ニュース 第1位
昨日は、門信徒会会長の小山さん宅で家庭報恩講をお勤めいたしました。小山家は、年末の家庭報恩講では代々お餅の串盛り(おけそくも言います)を手間ひまかけて作り、お供えされています。思わず写真を撮らせていただきましたが、見事なお華束(おけそく)ですね。「手間をお供えする」という言葉がありますが、「コスパ」や「タイパ」が流行る時代の中にあって、守るべき大切なことだと思います。
さて、本日は大晦日。今年最後の日です。教覚寺5大ニュース第1位を発表します。第1位は「法縁廟25周年を迎える」です。
平成11(1999)年に建立された法縁廟は、おかげさまで多くの方々にご利用いただき、故人を偲ばせていただく場所であると同時に、阿弥陀さまの本願力によって往生浄土の道を歩ませていただいている私自身に出遇う場所としての役割を果たしてきました。法縁廟がご縁となって、門信徒となられた方も多く、今年の法縁廟合同追悼法要では、前住職に建立当時の経緯や想い、そして法縁廟に込められた願いについて話してもらいました。
全国的に見ますと、今現在合同墓は非常に需要が多いようで次々に作られていますが、25年前にすでにこのような社会になると予想し、先駆的に建立された法縁廟は、教覚寺のシンボルでもあります。先ほども書きましたが、ただ納めておしまいのお墓ではなく、納骨を御縁に、阿弥陀さまの教えに私自身が出遇っていくお墓です。これからも、ご一緒にご聴聞してまいりましょう。
また第3位で挙げさせていただきましたように、この法縁廟25周年を記念してサンガ・ポスト編集委員が川柳作品募集の企画をされ、25周年に花を添えてくださいました。サンガ・ポスト編集委員の皆さま、有り難うございました。そして、川柳企画だけでなく、編集委員の皆様は毎月お題を考えてくださっています。サンガ・ポストのページも定期的にチェックしていただき、ぜひ盛り上げていただければ幸いです。行事や研修会などのご感想もぜひサンガ・ポストにお気軽に投稿してみてください。
それでは、今年も大変お世話になりました。来年も、何卒よろしくお願い申し上げます。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。