謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。昨年も大変お世話になりました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、早速教覚寺では新年2つの行事が終わりました。
まずは午前7時からの修正会。一番早い方は6時にお越しくださいました。エアコンの温度表示を見ると、なんと外気温は3度。まだ暗く寒い中、皆様ようこそお参りくださいました。76名のご参拝でした。一般的に初詣といえば、自分の願い事を神様や仏様に叶えてもらおうとするものですが、浄土真宗のお参りは、私の願いをきいていただくのではなく、仏さまの願いを聞かせていただくものです。
教覚寺門信徒の皆さまとともに、阿弥陀さまの願いが詰まった南無阿弥陀仏のお念仏と、正信偈のおつとめから新しき年を始められましたこと、本当に有り難く思います。ようこそようこそお参りくださいました。
そして午後からは二十歳のつどいでした。成人式として長くやってきましたが、一昨年から二十歳のつどいと名称を変え、行っています。今年は2名が参加してくださいました。
初めましての二人でしたが、和やかな雰囲気で式は進みました。しかしなんと私が式の進行を間違え、「誓いのことば」をわすれてしまうというハプニング。練習までしたのに、申し訳なかったです。閉式をした後に言ってもらうという、何とも滑稽な式となってしまいまいた。すみませんでした。
でもこうして人生の節目に、阿弥陀さまの前で時間を過ごすというのはとても大切なことと思います。また、これだけ情報化社会になって、何が正しくて何が正しくないのか、本当に難しい時代になりました。そんな中で、2500年伝わってきた仏教にはやはり真理というものがあるのだと思いますし、ぶれない軸や依りどころになる力があるのだと思います。そんなこともお話させていただきました。参加してくださったYさんとWさん、そしてご家族の皆様、ありがとうございました。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。