広島原爆投下時刻に平和の鐘
本日8月6日は広島原爆の日。投下された午前8時15分に鐘をつき、寺族で黙想いたしました。
今フランスでは平和の祭典と呼ばれるオリンピックが開催されており、日本も大変盛り上がっていますが、その同じ時間にロシア・ウクライナや、イスラエル・パレスチナをはじめとする中東諸国、また最近ではバングラディシュでも悲しい戦争や紛争、暴動が起きています。世界を見渡せば、日本には大きなニュースとして入ってこないような紛争も、おそらく多々起こっているのでしょう。
本当の意味での平和とはかけ離れた社会に生きる私たちですが、平和を目指し、ありとあらゆる人々が手を携えていくことが大切であることは言うまでもありません。戦争のみならず、暴力、貧困、差別など、この日本においても解決していかなければならないことは山積みですが、まずは自分にできることから考えてみたいと思います。
今年は長崎原爆の日に合わせて「教覚寺平和の鐘」を開催します。静岡で実際に戦争を体験された方の話も聞いていただきます。ご家族揃ってお参りください。9日(金)の午前10時からです。
その後は、キッズサンガクラブの皆さまによる、恒例流しそうめんも行う予定です。平和の尊さを噛み締めながら、思い切り楽しみましょう。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。