住職&坊守のおてらダイアリー

報恩講まであと2日

着々と報恩講に向けて準備が進んでいます。本日はお内陣の清掃および打敷などのお荘厳を整えたり、サテライト会場となる広間の準備、またご講師部屋の準備などをいたしました。また、私個人としては親鸞聖人の御一生が書かれた『御伝鈔』を拝読するのが初めての経験で、その練習に追われています。14日の逮夜法要(お昼の座)では上巻を、初夜法要(夜の座)では下巻を拝読する予定です。なかなか難しく、おそらく当日もたどたどしい読み方になるかもしれませんが、一生懸命気持ちを込めて拝読させていただきますので、温かく見守っていただければ幸いです。なお、お寺では拝読する『御伝鈔』が全文載っているものを配布しますので、読みながら聴いていただけます。

そして話はがらっと変わりますが、報恩講でお配りするお供養(仏さまからのおさがり)について紹介します。まず14日は、本願寺御用達の御供物司として、御正忌報恩講法要をはじめ各種の法要に際し代々お供物を納めておられる亀屋陸奥さん(創業1421年)より、代表銘菓である「松風」をお昼の座で、そして本願寺のお茶席でも出されるという「餡入紋菓」を夜の座で、参拝記念のお供養としてお持ち帰りいただきます。そして15日は地元の名店、我らが小松屋さんの紅白饅頭と、御斎のかわりとしていなり寿司等の詰め合わせをお持ち帰りいただきます。もちろん、法要にお参りして御聴聞させていただくことが第一義であることは言うまでもありませんが、ちょっとしたお楽しみとして、お供養もご紹介させていただきました。このようにお供養も毎回かわりますので、ぜひ全座コンプリート目指してお参りください!!(決して物で釣っているわけではありません・・・笑)

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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