住職&坊守のおてらダイアリー

女性の会

続いて、日曜日の午後13時半から行いました女性の会のご報告です。

34名の方が集まってくださり、いつものようにお勤めから始まりました。住職の法話(仏教における『ダーナ』とは何か)を皆さまとお聴聞した後は、新しいダーナ活動に取り組みました。

昨年まで行っていたダーナ活動(布チョッキン-NPO法人 幼い難民を考える会の活動)は、素晴らしいことに、もう支援の必要がなくなったとのことで締め切られたそうなので、今年度からは他のダーナ活動を始めることになっていました。

昨年度より、教覚寺女性の会はNPO法人『おてらおやつクラブ』(全国を対象とした、困りごとを抱えているひとりおや家庭の支援活動を行っている)賛助会員となりましたが、その他にも、おてらおやつクラブさんは色んな形の支援を募っており、その中に「絵手紙を書く」というものがあります。

様々な団体から寄附されるお菓子や生活用品をダンボール一杯に詰め、ひとり親家庭さんのご自宅に贈るのですが、最後に必ず絵手紙を添えるようで、その絵手紙を寄贈して欲しいとのことです。

そこで、女性の会の皆さんで絵手紙を書く活動をしてみようということになりました。

初めての事で、どんな展開になることかとドキドキしていましたが、、なんと当日各班の役員さんがたくさんのアイディアと絵手紙に使う文具類を持ってきてくださいました(ノ_<)。

皆さんで盛り上がって絵手紙のアイディアを話し合っている事に まず感動し、そして実際、周りとのおしゃべりを楽しみながら、会員の皆さんが一生懸命取り組んでくださったのを目の当たりにして、出来上がった絵手紙をみて、また感動しました。

おてらおやつクラブさんによると、受け取ったご家庭の方は、この絵手紙に喜んでくださり、誰かが応援してくれていると心が少し温かくなりますとお返事をくださるそうです。さらに、ご自分の日々の大変さや子どもの事など切々と、飾り気なく吐露してくださるようで、絵手紙の重要さを訴えられています。

誰にも聞いてもらえない、話せない。自分の両親も頼れない状況の母子家庭のママさんが、私の身近にもいますが、経済的な問題もありつつ、孤独感を抱えている事が何より辛そうでした。

今回、絵や字を書くのが苦手だった方は、大変なお時間だったと思います。ただ、上手い下手関係なく、手書きの温かさは心に届きやすいものだと私も思います。

今月も、たくさんの会員の皆さまに来て頂けて、一緒に過ごせて嬉しかったです。班の中心となってくださった役員の皆さん、来て頂いた会員の皆さん、有難うございました。

次回の例会は8月のおあさじ。またお待ちしています!

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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