住職&坊守のおてらダイアリー

9月の門信徒会例会

昨日1日は、9月の門信徒会例会でした。まだまだコロナがおさまらない中、そして台風の影響で突然雨が強くなったりする中、お昼の座に62名、夜の座には28名がご参拝くださいました。

9月1日ですので、防災の日ということで教覚寺の避難経路、2階の本堂から1階へ降りる階段や、緊急避難場所などを確認しました。また、9月1日は前責任役員の勝山さんがご往生されてちょうど1年の日になります。ちょうど1年前、同じ例会で泣きながらお勤めをしたことを昨日のことのように覚えています。

さて今月は、波北彰真師の「手を合わせ 仏さまを 拝むとき わたしのツノを 知らされる」という言葉を味わいました。善導大師は「これ経教はこれを喩ふるに鏡のごとし」『観経疏』とお示しくださっており、私が仏法を聴聞するということは、鏡を見るようなものだということです。島根県は温泉津というところに生まれた浅原才市さんは、自分の肖像画にツノを付け加えてもらったという有名な話がありますが、事実その絵には才市さんの頭から2本のツノが生えています(プリントしていたのですが、昼の座では見ていただくのを忘れてしまいました、すみません)。まさに仏法に「照らし出されて見える」私の姿は鬼のような姿でありました。三毒の煩悩(むさぼり・腹立ち・おろかさ)に振り回されながらしか生きていけない私です。しかし先ほど「照らし出されて見える」と書きましたが、自分の本当の姿が明らかになるということは、すでにそこに光が届いているということです。煩悩まみれの私がそのままに照らされている(救われている)という事実に出遇うとも言えるでしょう。才市さんはそこに大きな喜びと安心を感じておられたのだと思います。

例会でもお伝えしましたが、住職継職奉告法要と記念祝賀会の申し込みは締め切り期限を延長し、一家族3名までという枠は撤廃いたしますので、是非ご家族みんなでお参りください。よろしくお願いいたします。

なお、皆様にご協力いただいているダーナ募金やダーナショップの売上を、以前トンガの支援に送らせていただきましたが、支援活動をされている方からメールが届いたことを前住職日記で紹介していますので、是非お読みください。

そして、皆様、サンガポストのページはご覧になってくださっていますか??実は門信徒の編集委員さんがアップしてくださっています。いろんな方にコメントをしていただきたいという想いで投稿してくださっています。サンガポストのページが門信徒の皆様の交流の場となれば嬉しいなと思っておりますので、是非積極的にコメントしてみてください。皆様と共に、このホームページも盛り上げていきたいと思います。よろしくお願いいたします!!

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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