住職&坊守のおてらダイアリー

8月15日

本日は79回目の「日本の終戦の日」。正午に鐘をつき、寺族で黙想いたしました。

先週の平和のつどいで、戦時中まさにこの場所にいた大叔父の体験談を聞きましたが、生の声というのは重みがあり、表情から、声色から、感じ取られるものは多く、心に残りました。

幼少期は広島にいたので、8月が近くなると原爆の怖さを思い知る話や映像を、耳から目から入れる機会が多くあった事を記憶しています。語り部さんの熱く切なる声は、子ども心にも強く残り、今でも話を聞いた時の、教室の雰囲気など思い起こされます。『絶対に繰り返してはいけない』確実に私たちの心に響かせてくださいました。

今回の平和のつどいでも、子どもたちは真剣に聞いていました。保護者の皆さまにも感謝され、帰ってからお母さんに、怖かったなど感想を伝えられた子もいたそうです。ちゃんと受け止めて感じ取ってくれたんだなと、心に大事に残っていってくれたらいいなと思いました。

早く今起きている戦争も終わればいいのに。そして二度と繰り返されなければいいのに。という思いを強くして、子どもたちに伝えるしかない今日を送っています。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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