安倍中の生徒さんたちが来山
市内安倍中学校の1年生7名と引率の先生が、本日教覚寺を訪ねてくださいました。渋沢栄一のことを聞きたいとのことです。今までは前住職がそういう訪問には対応していましたが、私が担当するのは実に久しぶりで、渋沢栄一についてや教覚寺について、自分でも復習をしておきました。
中学1年生ですので息子と1学年しか違わず、まだあどけなさが残る生徒さんたちでした。本堂に入るや否や「すごい!」と感嘆していたり、ダーナショップも興味深そうに見て、実際に買ってくれた生徒もいました。さて、説明のほうはといいますと、復習の成果が出たのではないかなと自分では思っています。生徒さんも熱心に聞いてくれました。渋沢栄一の妻が当時の住職からお灸をすえてもらったというエピソードがあるのですが、中学1年生の7人全員がお灸というものを知らず、聞いたこともないとのことで、まずお灸の説明をしなければならなかったのは少し驚きました。生徒さんから質問は出ませんでしたが、お内陣も興味を持ってくれたのか、写真を撮りまくっていました。そして最後に鎌倉時代の聖徳太子像を見てもらって、40分ほどの滞在は終了しました。ようこそようこそでした。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。