住職&坊守のおてらダイアリー

住職&前住職が選ぶ2022年教覚寺5大ニュースvol.3

さて、今年もあと3日となりました。

本日教覚寺総代を4期16年、責任役員を3期12年お務めくださった森田篤さんのお通夜がありました。私ももちろんですが、前住職がその住職期間特にお世話になったこともあり、本日のお通夜は前住職に導師および法話をお願いしました。最後の最後までお念仏称えておられたとご家族からお聞きし、まさにお念仏の人生を生き抜かれた森田さんを共々に偲ばせていただきました。南無阿弥陀仏。

そしていよいよ今日は2022年教覚寺5大ニュース第3位の発表ですが、その前に番外編。今年の7月下旬に寺族が悉くコロナに感染し(前々坊守だけは無事でした)、お寺を10日間閉鎖するという前代未聞の出来事が起こりました。皆様には大変なご迷惑をおかけいたしましたことをあらためてお詫び申し上げると同時に、たくさんの方々から差し入れやお見舞いのお言葉を頂戴いたしましたことに、心より感謝申し上げます。

さて、それでは第3位の発表です。第3位は、本堂天井のリニューアルです。約50年前に建立された現在の本堂ですが、天井は一度も手を入れたことがなく染みなどがあったり、またコロナのこともあり本堂全体の換気機能を向上させる必要性が出てまいりました。そのような状況があり、総代会での議論を重ねた結果、住職継職事業として本堂天井のリニューアルをさせていただくこととなりました。今回も本堂建設からお世話になっている針谷建築事務所と五光建設にお願いし、様々な工夫の結果、天井の高さを上げ空間的にも広がり、またデザインも一新されました。天井の木の一本一本が阿弥陀さまから私たちに向けられた光の筋で、私たちがその光にそのまま包まれているということを表現していただきました。他にもプロジェクターが備え付けになったり、ライブ配信がしやすいよう機器が揃えられたりと、今後を見据えた準備も整えられました。皆様方にはこの度の事業に対し、多大なるご協力を賜りましたこと、衷心より御礼申し上げます。是非このリニューアルした本堂で、一回でも多くご聴聞のご縁に出遇っていただきますよう願ってやみません。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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