住職&坊守のおてらダイアリー

御台座、教覚寺へ戻る

修復のため、京都の若林仏具店にお預けしていた教覚寺ご本尊の御台座が、本日戻ってまいりました。お預けした時と比べると、あまりにも綺麗に光り輝いて戻ってきたので、最初は本当に教覚寺の御台座だろうかとわからなかったくらいです。全体が金色に光り輝き、そして阿弥陀様が直接お立ちになっている部分を蓮台と申しますが、蓮の花がイメージされたその台は、この度鮮やかな緑色になりました。代々受け継がれてきた職人の伝統の技に、ただただ感動しております。

そして、言うまでもなくお寺で一番大切なものはご本尊です。このご本尊を中心に、教覚寺は歴史を積み重ねてきました。そのご本尊様をお戻しするときに、物理的には軽いお仏像なのですが、いろんな意味での「重さ」を感じました。

次にお寺に来られた際は是非ご本尊の御台座に注目してみてくださいね。今まで仮の台でしたので、高さも随分と変わりました。前住職日記でも紹介されているので、是非ご覧ください。

guest
0 コメント
Inline Feedbacks
View all comments
ダイアリートップへ

PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

カテゴリー

月別で見る