住職継職奉告法要④(稚児行列&こども法要)
この度の法要で一番心配していたのは、天気でした。この稚児行列だけは雨が降ったらどうにもなりません。行列はもちろん外でできませんので、教覚寺本堂内をぐるぐる回ろうかとか、そうなると着替えの場所も予定と変わってくるとか、色々と想定はしておりましたが、ただただ雨が降らないことを願って、見て一喜一憂しても仕方がないと思いつつ天気予報と一週間にらめっこしていました。
そして当日、真っ青の秋晴れとはいきませんでしたが、雨は降らず無事に外での行列ができました。35名の稚児とそのご家族や関係者、正確に数えたわけではありませんが、おそらく100名以上が集い、賑やかに稚児行列が行われました。常光寺様を稚児宿とし、慣れない衣装に着替えます。そして常光寺様のご本尊にお参り(三つのやくそくをみんなでお唱えしました)をして出発します。雅楽の演奏が、行列をより一層賑やかにしてくださいます。青葉通りを行列しましたが、常磐公園でマルシェ開催中だったので、偶然にも色んな方に行列を見ていただけたのではないかなと思います。
予想以上にスムースに行列は進み、少し時間が早かったので、進行の野田さんがアドリブでじゃんけんキングをしてくださり、場が和んだのもよかったです。いよいよこども法要の始まり。らいはいのうたはとても大きな声でお勤めできました。そして松月博宣先生のお話も、静かに最後までよく聞いていました。最後の二階堂和美さんのコンサートも盛り上がり、無事こども法要もつとまりました。最後に集合写真をカシャッ。
この記念すべき法要に、可愛らしい子どもたちの笑顔が花を添えてくれました。参加してくださった皆さま、ありがとうございました!!!
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。