住職&坊守のおてらダイアリー

坊守研修会と坊守式②

お騒がせ、そしてご迷惑をおかけしております。コロナの陽性反応が出て、寺族で自宅療養となりまして4日経ちました(まだ4日、、)。まさかこのような状況になるとは、、約2週間前の坊守式当日はとても晴れやかな気持ちで迎えていたというのに。

お晨朝後に撮影

坊守式当日の朝、初めて本山でのお晨朝にお参りさせて頂きましたが、調声はご門主がお勤めになられました。とても貴重な、迫力ある時間を過ごし、外に出ると一面の晴れやかな空!より一層、気持ちが高ぶりながら坊守式を迎えます。

式が始まる前に、会館で担当の職員の方ご指導のもと、坊守の皆さま方と何度か流れを確認し練習して、いよいよ阿弥陀堂へ向かいます。そしてご本尊を目の前にして始まった式は、脈々と続けられてきたその歴史が感じとられる、終始厳かな雰囲気であり、まるでタイムスリップしたかのようでした。

今回37名の坊守様たちと一緒に式を受けましたが、コロナ禍のため、色々と制限もありまして、十分交流する事ができなかったのが残念でした。ただ、その中でも何人かの坊守様とお話しでき、刺激を受けたり、思いを共有し合えたり、何時間でも話せますよねと笑い合えたり、短いながらも大切な時間を過ごせました。

ご本尊の前で歴史の重さを感じたり、全国の坊守様の思いに触れることで、この時代に至るまで一体全国各地のどれだけの坊守様が尽力されてきたことだろうと想像する事もできました。

そして、お寺にいるからこそ出来る事、浄土真宗に支えられる安心感を必要な方々へ届けられますよう、微力ながら住職と共に励んでいきたいと改めて思いました。浄土真宗がどれだけご門徒の皆さまを支えてきたか、教覚寺で目の当たりにしてきたため、私は自信を持って歩んでいけます。今日まで私に関わってくださった皆さまに感謝して合掌し、本山をあとにしました。

※ 長くなり申し訳ないですが、まだ話し足りないエピソードがあるので、、また追記を後日書かせて頂きます

guest
0 コメント
Inline Feedbacks
View all comments
ダイアリートップへ

PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

カテゴリー

月別で見る