秋季彼岸会&敬老会
一昨日・昨日と、教覚寺秋季彼岸会をお勤めいたしました。初日の20日には91名、2日目の21日の午前の座には73名、午後の座には57名、合計221名がご参拝くださいました。またYouTubeでのライブ配信でも、各回とも17〜25名ほどがオンライン参拝くださったようです。
このお彼岸は、かつては暑くもなく寒くもなく、こういう気候のいい時期にこそ仏法聴聞に勤しみましょうという期間でもあったはずなのですが、初日の気温はなんと39.2度。9月中旬以降で国内最高気温を更新したとのことです。また2日目も34.5度と、真夏のような暑さの中、大勢の皆様にご参詣賜りましたこと、心より感謝申し上げます。
温暖化で気温は上昇の一途を辿っておりますが、太陽がこの日に真西に沈むことは変わりませんね。変わりゆく時代の中で、変わらない大切な教えを聞かせていただくのがお彼岸でもありましょう。この度のご講師として、長野市より木賣慈教先生をお招きし、私たちの本当の依りどころである阿弥陀様のお慈悲を懇切丁寧に、また感情豊かにお取り次ぎいただきました。
初日の20日には敬老会も開催し、今年から敬老会に入られる喜寿の方々のお祝いや、北原白秋の『五十音』を使ったお口の体操、そしてみんなで懐かしい唱歌を歌って楽しいひと時を過ごしました。皆様おめでとうございます。長寿ということももちろんおめでたいことですが、お寺の敬老会というのは、単に歳を重ねたことを喜ぶのではなく、その重ねてこられた年月の中で、先ほどの木賣先生の話にもありましたように本当の依りどころに出遇えたことを、共に慶ばせていただくものだと思います。何卒お身体お大事にしていただき、今後もご聴聞重ねてまいりましょう。
皆様、ようこそようこそお参りくださいました。ありがとうございました。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。