住職&坊守のおてらダイアリー

門信徒会例会・第59回教誨師中央研修会

昨日も暑い中でしたが、9月の門信徒会例会が開かれ、昼の座には80名、夜の座には22名、合計102名がご参拝くださいました。9月1日は防災の日でもあります。毎年この日の例会では、教覚寺の避難経路等の確認をして、いざ大地震や火災が発生した場合に落ち着いて避難できるよう、イメージトレーニングを皆様とさせていただいております。また、昼の例会前には、長年静岡県の防災に尽力された井野さんより、防災についてのレクチャーもいただきました。

今月の法語カレンダーは、外松太恵子先生の「大悲のなかに 大悲のなかに 確かにこの私がいます」というお言葉。外松先生は、前住職・前坊守が公私ともにお世話になった先生ということもあり、今月は前住職が法話を担当しました。詳しくは前住職日記をご覧ください。
http://oteranohon.cocolog-nifty.com/nikki/
皆さま、暑い中ようこそようこそお参りくださいました。

さて、先週の話になりますが、8月28日・29日と東京は法務省へ行ってまいりました。第59回教誨師中央研修会が開かれ、全国各地から70名ほど教誨師が集まりました。研修会に先立ち、教誨事業功労者表彰があり、前住職が日本宗教連盟理事長表彰を受けました。さらに、法務大臣表彰・教誨師連盟総裁表彰の受賞者を加えた全員を代表して、謝辞を述べていました。

さて、研修会の内容は、まずは「矯正の現状」と題し、法務省矯正局長より講演がありました。今年の6月1日に施行された拘禁刑ですが、これは実に明治40年の刑法制定以来、初めて刑罰の種類の変更となり、大きな転換です。つまり、これまでのような懲罰的な刑ではなく、受刑者の特性に応じて、改善更生・再犯防止のために必要な作業や指導を行うというものです。この大きな方向転換によって、我々教誨師の果たす役割も、より責任あるものになるのではと思います。続いて、農福連携といって、農業と福祉の連携を図りながら様々な事業を展開している農福連携協会の皆川会長と、副会長である村木厚子さんからお話がありました。特に村木さんのお話は、教誨師としてはもちろん、今後お寺がどういう場所であるべきかということについても、色々とヒントになるようなお話で感銘を受けました。その後は、法務省の赤レンガ館をを見学させていただき、教誨師連盟総裁でいらっしゃる御門主様も同じ見学グループにいらっしゃって、お話しすることができました。今年5月に参加した念仏奉仕団の御礼を直接伝えられたのでよかったです。

2日目にはグループワークがあり、私のグループは北海道から沖縄まで、文字通り全国各地の教誨師の先生方10名と色々話しました。それぞれに色んな課題もありますが、他の刑務所での教誨活動を聞く機会はあまりないので、すごく参考になりました。
最初から最後まで、頭をフル回転させての2日間でしたので、疲れもなかなかのものでしたが、非常に充実した研修会でした。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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