住職&坊守のおてらダイアリー

5月の門信徒会例会

昨日は5月の門信徒会例会の日で、お昼の座に86名、夜の座に17名、延べ103名がお参りくださいました。住職・坊守を引き継いでちょうど1年という日でもありました。皆様に支えられて、なんとか1年務めさせていただいたことです。心から感謝申し上げるとともに、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。また、総代の任期満了に伴い、4月末日で松井誠司さんがご勇退され、この5月から伊坂龍一朗さんにご就任いただくこととなりました。なお、松井さんには引き続き顧問というお立場でご尽力賜ります。従いまして新体制として、総代は小山博さん、前田浩一さん、久津輪早苗さん、伊坂龍一朗さんの4氏、顧問に井野盛夫さんと松井誠司さんの2氏となります。それぞれ4年の任期となりますが、よろしくお願いいたします。

例会の様子はと言うと、親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要から帰ってきて間もないので、そのお話が長くなってしまい、今月の言葉についてが短くなってしまいましたが、「南無阿弥陀仏とは言葉となった仏なのです」という安冨信哉師のお言葉を味わわせていただきました。

私たちがお称えさせていただくお念仏は、「我に任せよ、必ず救うぞ」と私たち一人一人の身の上に躍動してくださっている阿弥陀さまのおはたらきそのものなのです。もちろん、称えるという行為自体が救われる条件ではありませんし、大きい声で称えなければならないということでもありません。しかしながら、この度のご本山の慶讃法要でも、お念仏の声が正信偈のお勤めの声の半分くらいだったことが少しさびしく思ったこともあり、照れや遠慮をなくして、いつもより少し大きめの声でお称えしてみましょうということを門信徒の皆様と一緒にしてみました。そうしたら、文字通り本堂中に響き渡るお念仏の声となり、心揺すぶられました。教覚寺は、初代光信房が自宅を転じて念仏の道場としたところに歴史が始まります。まさにこのお念仏の声が引き継がれてきた場所なのです。ご聴聞の道場であると同時に、お念仏の道場であることも大切にしたいですね。ようこそお参りくださいました。

また、サンガ・ポストも更新されています。今月は新茶の季節ということで、お茶にまつわるコメントを募集とのことです。なお、特にお題と関係なくても自由に投稿していただけますので、団体参拝の感想や、お寺の行事の感想など、どしどしご投稿くださいね!!!

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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