住職&坊守のおてらダイアリー

4月の門信徒会例会

昨日は、静岡まつりが賑やかに開催される中、4月の門信徒会例会に午後の座は86名、夜の座は19名、延べ105名がご参加くださいました。有り難うございました。また、例会前にはキッズサンガクラブの皆さまがお集まりくださり、今度のはなまつり縁日にむけて確認をされていました。子ども達に楽しんでもらおうと色々と企画してくださっていますので、まわりにお子様のいらっしゃる方は是非ぜひご参加ください。4月9日(日)の午前10時からです。

さて、今月は「仏法の鏡の前に立たないと自分が自分になれない」という二階堂行邦師のお言葉を味わわせていただきました。「鏡を見る」というのは、鏡の形や材質を見ているのではなく、鏡に映った私自身を見ていますね。仏法を聞くということは、客観的に知識を増やしていくというよりも、本当の私自身に出遇っていく営みなのです。時にそれは厳しいこともあります。なぜなら、仏さまのものの見方を知らされると、いかに私が偏ったものの見方で人を区別していて、腹を立て、ねたみ、そんな愚かな私の本当の姿に気付かされるからです。しかしその気づかせるはたらきは、そのままその私を決して見捨てないというはたらきでもあります。鏡で自分の姿が知らされると同時に、その者を必ず救うというはたらきも届いているのです。

ようこそのお参りでございました。また来月もお待ちしております。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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