住職&坊守のおてらダイアリー

築地本願寺&東京国立博物館「法然と極楽浄土」展

本日は、実践運動教区委員会・重点プロジェクト推進部門会議という、初めて聞いたら何をする会議かよくわからないような会議と、教区子ども・若者ご縁づくり推進委員会の2つの会議があり、築地本願寺へ行ってまいりました。そして、一昨日で味をしめたわけではありませんが、少し早めに出発して、現在東京国立博物館(上野)で開催中の「法然と極楽浄土」展も拝観してまいりました。

先ずは博物館。国宝級の法物がそろい、美術品の展示という意味でも貴重だとは思いますが、やはり美術品というよりも多くの人々の信仰の依りどころとなってきた数々の法物に、幾度となくお念仏が出てまいりました。かなり混んでいたので、一般の方からは不思議そうな目で見られていたかもしれませんが。。。6月9日まで開催していますので、関東在住の方は是非ご覧ください。

そして築地本願寺での会議ですが、実践運動教区委員会・重点プロジェクト推進部門は、色々な教化団体や門徒推進員、総代会などの代表者が集まり、連携をとりながら様々な運動を実践していこうという組織です。特に今年度からは子ども・若者とのご縁づくりをみんなで取り組んでいこうという趣旨も加わり、ご縁づくりに関わっている私もそのメンバーとなり、部門長というお役まで拝命いたしました。
婦人会の会長さんや門徒推進員の代表、寺族女性の会長さんなど、色々なお立場からの想いを伺う中で、課題と同時に、連携をとっていく上での可能性も感じた会議でした。教化団体は、確固たるつながりが生まれる一方、自分たちだけで何とかしようとしてしまう面も同時に持ちがちです。もっと他団体とのコラボや、共に交流していく中で、何かヒントが見えてくることもあるかもしれません。そんなことを感じた会議でした。子ども・若者ご縁づくり推進委員会も引き続いて行われましたが、今年度から取り組んでいきたい全寺院巻き込み型プロジェクトについて、委員さんと意見交換し、大まかな方向性は決めることができました。「とにかくやってみよう」というのが委員さんの共通の想いで、とても心強く思いました。

さて、明日はお朝事会から始まり、門信徒会例会です。今日は雨がパラパラしましたが、明日は「いい天気」になりそうです。さて、「いい天気」とは誰にとっての「いい」なんでしょうか?明日はそんな内容のお話になるかと思います。皆様のご参拝を心よりお待ちしております。どうぞお気をつけてお越しください。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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