住職&坊守のおてらダイアリー

7月の門信徒会例会

全国各地で異例の暑さとなっている中、門信徒会例会が昼・夜と行われ、昼の座には70名、夜の座には32名、合計102名がお参りくださいました。本当に暑い中、皆様ようこそお参りくださいました。

今月は、大峯顯先生の「この心も身も全部如来からのいただきもの」という言葉を味わいました。先生は『本願海流』というお書物の中で、「とにかく、身体は私のものではないというのが仏教の精神です。身体だけでなく、心も私のものではありません。この心も身も全部、如来からのいただきもので、如来のものです。だから、この命は私の中で動いているけれども、私の所有物ではないんです。たまわった命です。」と書かれています。よくよく考えてみても、心臓を動かそうと指令を出したことはなく、食べたものを消化せよと命令したこともない。そもそも生まれようと思って生まれてきた人もいない。まさにいのちの営みは私の手の届かないところで行われていて、さらに数えきれないほどの命の犠牲の上にこのいのちは成り立っています。まさに「私が生きている」という見方から、「生かされている」という真実のあり方に目覚めさせてくださるお言葉でありました。

いよいよ住職継職奉告法要と祝賀会の申し込みが始まりました。今回はコロナのこともあり席数が限られていることから、法要も事前にお申し込みいただくことになっています。門信徒の皆さまにおかれましては、月報と申込書をよくお読みいただき、お早めにお申し込みいただきますようお願い申し上げます。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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