住職&坊守のおてらダイアリー

築地本願寺・団体参拝に行ってまいりました

昨日、快晴で真夏のような暑さの中、教覚寺参拝団31名、さらに門徒推進員ボランティアで2名も参加されましたので、内陣出勤させていただいた私も含めて総勢34名で築地本願寺親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要へ行ってまいりました。

私は午前の法要から出勤のため、前日の夜遅くに築地へと移動し、おあさじからお参りさせていただきました。そして10時からの午前の法要も満堂の中、ご門主様御導師のもと、厳かな中にも賑々しく法要がお勤まりになりました。私は午前の法要は、お内陣の阿弥陀さまの真横でお勤めさせていただきましたので、少し前かがみになっておられる阿弥陀さまのお姿を間近で拝見しながら、この阿弥陀さまの教えが800年にわたって伝えられてきたことをあらためて感じるような、有り難い時間を過ごさせていただきました。

そして午前の法要が終わったところで、いよいよ教覚寺参拝団と合流。静岡から19名、東京都内から10名、そして神奈川県と長野県からそれぞれ1名、無事全員と落ち合うことができました。門徒推進員の2名も入ってもらい、全員で記念写真。本当に暑い日でしたが、雲一つない真っ青な空。いい写真が撮れました。そして皆様は御斎。そして記念法話に続いていよいよ午後の法要。私達僧侶は庭儀といって、境内から入堂していきます。パイプオルガンの演奏に促されて、一歩一歩お内陣へと歩みを進めます。教覚寺の皆さまは式章のおかげでどこに座っておられるかすぐに分かります。午後もご門主様が御導師。大勢の楽員による、雅楽の演奏はまさに荘厳な雰囲気です。無事法要は執り行われ、私も無事役目を果たせました。

その後、教覚寺参拝団は懇親会へと移動。普段、なかなかお会いできない関東の方同士や静岡と関東の方々が交流を深める時間となりました。意外なところで繋がっていたりもして、楽しい時間を過ごしました。私自身も色々のな方とお話しできてよかったです。その中で印象的だったのが、「ここにいる全員が最終的には同じ世界に行くんだな〜、と思ったら何か安心します」と、ある方がしみじみ仰っていまたことです。まさにそうだなぁと思いました。私たちは単に所属しているお寺が一緒ということだけでなくて、行き先が一緒の仲間なのです。住んでいる場所が違えど、同じお浄土へ生まれさせていただく仲間、そのことを教覚寺は「法縁家族」として大切にしています。また、定期的に関東の集いも開催していきたいと思いますので、関東在住の方、是非次回ご参加ください。

ご参加された皆さま、ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

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勝山隆史
勝山隆史
13 日 前

東京から参加いたしました勝山です。団参に参加したのは2013年4月の「築地本願寺親鸞聖人七百五十回大遠忌法要」以来11年ぶりでした。

まず皆さんと記念撮影の後、御斎。教覚寺でお見かけする方々もいらっしゃいましたが初めての方も多く、少し緊張気味の食事でした。その後、本堂で記念法話に続いて法要が行われました。住職もおっしゃっていますが、パイプオルガンと雅楽の調べには荘厳な雰囲気を感じました。

法要後は東京駅近くのお店へ移動して懇親会。自己紹介の後は皆さんと色々な話ができたことが楽しかったです。法縁廟のこと、報恩講で餅の準備が大変なこと、流しそうめんの竹の切り出しのこと等、興味深かったです。他にも某知事さんのこと、安倍川餅の石部屋のこと、ハンバーグの「さわやか」のこと等、地元静岡の方々から聞くことができて良かったです。

ただ最も印象に残ったのは教覚寺の皆さんにとって私の従兄弟は大きな存在だったんだなということを改めて認識できたことです。自己紹介で関係をお話しして皆さんに知って頂けたのは良かったと思っています。頻繁にお寺へ伺うことはできませんが、法要で訪れた際にはよろしくお願いいたします。

南無阿弥陀仏

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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