住職&坊守のおてらダイアリー

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金曜日はまたまたご本山へ行ってまいりました。「子ども・若者ご縁づくり活動推進会議」という、子どもや若者とのご縁づくりを推進していく部署の会議です。松月先生にもご指導いただいています。この度宗派の総局(内閣のようなもの)がかわりましたので、担当総務(大臣のようなもの)もかわりました。新たな総務・副総務にこれまでの経緯や現状を説明しつつ、コロナ禍において完全に停滞してしまったご縁づくり運動を、もう一度原点に立ち返って推進していこうということで、活発な意見が交わされました。ちょうどその頃築地本願寺では、音御堂が開催され教覚寺讃歌隊の皆様が素敵な歌声をご披露くださいました(私もYouTubeでその時間だけ見ることができました)。詳しくは前住職日記をご覧ください。

その翌日、土曜日は午前中ご法事をお勤めさせていただき、午後からは築地本願寺へ向かいました。英語法座への出講です。スライドを用意して行きましたが、事前のチェックではうまくいったのに、本番では原因不明のトラブルで、ついたり消えたりの繰り返しでした。また、肝心の英語もやはり衰えてきたことが明白で、今後より一層のトレーニングの必要性を感じた回でした。ただ、今回大勢の方々が来てくださり、コロナ禍の雰囲気とは明らかに違ってきました。多くの方々と仏法を喜べるのは本当にありがたいことです。教覚寺のご門徒さんも来てくださいました。ありがとうございました。

さらに本日は坊守の祖父の13回忌法要があり、家族でお参りしてまいりました。まだ長男が赤ちゃんだった頃で、東日本大震災の年でした。それから祖父のひ孫も随分と増えました。でも祖父がいなかったらそのひ孫たちは1人も生まれていないという「命の不思議」を感じる「ご命日」13回忌法要でありました。そしてさらに私だけ東京に残り、築地本願寺職員の方のお通夜に参列してまいりました。46歳という若さで突然のご往生だったそうです。私もそのことを知った時には驚きましたし、その方の弟さんとは20年来の付き合いがあり、お互いの結婚式にも呼び合っている仲間です。ただただ一緒にいることしかできませんでした。本当に辛い時間でした。今日は命について、色々と考えさせられた1日でした。

明日は静岡西組仏教婦人会連盟結成30周年記念大会です。教覚寺からも大勢ご参加いただきます。その報告は、明日夜か明後日、坊守に託したいと思います。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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