ブラジル独立記念日
週末のことは坊守から報告があった通りです。5日の月曜日は、継職事業実行委員会の広報部会並びに祝賀会部会が開かれ、色々と準備を進めてくださいました。ありがとうございます。
さて、話はガラッと変わりますが、9月7日は何の日かご存知ですか?
もうタイトルに書いてしまったので、あまりクイズにはなっていませんが。。。そうなんです、ブラジルの独立記念日です。今年はポルトガルから独立して200年という節目の年でもあります。今回は、私の勤務するブラジル人学校「エスコーラフジ」を少し紹介したいと思います。ちなみにポルトガル語で「エスコーラ」とは学校という意味です。写真は冬に撮ったものですが、富士山がきれいに見えます。
そのエスコーラフジは2000年に設立されました。ブラジル文科省の定めるカリキュラムに則って、ブラジルの教員免許を持った先生が教えます。教科書もブラジルから取り寄せるので、とても高額となります。私は2006年から勤務していて、初めの頃は週2日行っておりましたが、今現在は週1日、日本語と英語を教えています。言語を教えるというのはとても難しいなと16年経った今も感じていますが、特に英語の授業は私にとっては大変です。というのも、英語をポルトガル語で教えていて、私にとってはどちらも外国語ですから、今どちらの言語を話しているのか時々わからなくなったり、気づいたら2つの言語が混ざって話したりしています。そんな頼りない先生に、生徒たちは明るく楽しく接してくれています。ありがたい限りです。
学校の様子を写真で少し紹介したいと思います。世界地図も発行する国が変われば位置も変わるというのがなかなか興味深いと思い、載せておきます。我々が見る世界地図では大西洋の形はよくわかりませんが、ブラジルの世界地図だと、大西洋の形がよくわかりますね。逆に太平洋の形はわかりませんが。。そして日本は右端にありますね。自分中心に見ている有り様を、そんなところからも教えられます。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。