
2024年
7月
「法縁廟で一句」の小部屋
早いもので今年も半年が過ぎ、もう7月ですね。7月といえば「お盆」お寺では盂蘭盆法要が7/14〜7/15 行われます。
ドローン撮影
さて、4月から募集してまいりました「法縁廟で一句」、おかげさまで大勢の方から投稿いただき、150首を超えました。一応先月末で締め切りましたが、今月はちょうどお盆なので、まだまだ想いを伝えたい方がいらしゃると思い、急遽盂蘭盆法要の最終日までは作品を受け付けることといたしました。
テーマ以外でも、行事参加の感想、お知らせなどなんでも結構ですので、こちらも投稿をお願いします。(k.m)

門信徒が運営するコーナー。編集委員から投げかけられるお題に答えてみよう!門信徒同士の交流の場としてお楽しみください。


妹よ お慈悲の皆に遇われしか 聴き給うたか 美しき話を
義妹は春浅い2月の末、法縁廟のお仲間にして頂いた。兄弟の末っ子で父との別れは小学生であったそうだ。
多忙な人世であったが、その中で教覚寺門信徒の縁を得られた事は倖せであったと喜んでいる。お聴聞の機会は多くはなかったが、今はきっと、後の国で愛する父母、兄らに囲まれ、睦まじく語り合っておられるに違いない。 南無阿弥陀仏
えびね咲く 今年も君に 法縁廟
えびね蘭は蘭の一種で花茎30㎝程の山野草。例年5月半、黄色の花を咲かせ、芳香を放ち、小さな庭を圧倒します。
花音痴の亡夫が珍しく名を覚え、愛でていました。
開花すると束にして法縁廟の花の輪に仲間入りしています。今年は例年より開花が早く、4月の「法縁廟合同追悼法要」の朝、見事に咲き揃いました。 さあ!今年も君に。
「草葉の陰にゃいませんよ」と語りし母 今法縁のみなと安らぎの笑み
明治生まれの義母は、40代で未亡人となり、4人の子を育てながらお念仏を喜ぶ生涯を送り、85歳でお浄土の人となった。
法縁廟建設計画案が知らされた時は大変喜び、「草葉の影にゃいない」の言葉が実感された。完成を待たずに往生されたが、25年の追悼法要の日は、母の笑顔がなつかしく偲ばれた。 南無阿弥陀仏
また会える いつでも会える 法縁の里
街の騒音の中に在っても、緑濃く常に花に囲まれた法縁廟は、お同行の笑顔に行き交い、なつかしいお浄土の人たちとも心の中で遇う、豊かなふる里です。
行(ゆ)く瀬にも 心おだやか 法縁廟
整然と 冠かざり 法縁廟
彼の岸へ 最期も会えず とつぜんに
手を合わす 見守り逆転 この日(命日)から
法縁廟 身近かな存在 ありがたく