
6月の門信徒会例会

早いもので、今年もあっという間に6月となりました。本日の門信徒会例会には昼の座89名、夜の座が20名と、多くの方にご参拝いただきました。
まず、先月教区功労者表彰を受けられた久津輪さんと前田さんに、あらためて皆様の前で表彰させていただきました。続いて、同じく先月法務省と皇居で瑞宝双光章をいただいた前住職からその報告があり、そして「ごおんうれしや」という仏教讃歌を、妙好人の浅原才市さんの詩を味わいながら歌いました。



今月は、「何に遇ったのか それによってその人生は決定する」という梯實圓和上のお言葉を味わわせていただきました。「あう」という言葉の漢字はいくつかありますが、「遇う」はたまたま、思いがけずであう様を表す漢字で、親鸞聖人は「遇」をたまたまとも読まれています。そこに大きな喜びや感動が含まれた言葉でもありましょう。死んで終わっていく人生を歩むのか、お浄土に生まれ仏とならせていただく人生を生きるのか、この人生そのものの意義が転ぜられていくその大きなお慈悲との出遇いは、私の側からすれば本当に偶然のものですが、阿弥陀さまの側からすれば必然のものだったのでありましょう。梯和上のお話も交えながら、味わわせていただいたことでした。お参りくださった皆さま、ありがとうございました。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

