11月門信徒会例会
本日11月の門信徒会例会が開かれ、昼の座には80名、夜の座には22名、合計102名がお参りくださいました。
いつものように、法語カレンダーより「仏の救いのはたらきが私の声となったお念仏」という内藤知康和上のお言葉を味わわせていただきました。内藤和上には私自身も様々な研修会等において直接ご講義を賜りました。親鸞聖人のお聖教、七高僧のお聖教、お釈迦さまの経典、すべて頭に入っているのではないかと感じるほど、理路整然とお聖教の言葉をもとにお話しされるお姿をよく覚えています。また先生が、自力の念仏と他力の念仏についてお話しくださったことがとても印象に残っていたので、その話も紹介させていただきました。浄土真宗においては、努力したことを役立たせようとすることを自力と言い、努力すること自体を言っているのではありません。念仏を称えるには、口の筋肉を動かしたり、声帯を震わせなければならないわけで、これは自分の力を使います。しかしその力が往生の役に立つのではないということです。阿弥陀仏の本願は「信じさせ、称えさせ、生まれさせる」というはたらきです。つまり、私がお念仏称えているというのは、本願力が私の身の上で活動している姿そのものなのです。私が口を動かして称えるという行為そのものは往生の役には立ちませんが、お念仏がこの口から出てくること自体、「仏の救いのはたらき」が今ここにこの私に届いている証拠でもあるのです。
今月はそんなカレンダーの言葉に合わせたように、「念仏」という仏教讃歌を皆様と歌いました。
また、毎月昼の座の後、月報の発送作業を有志の方々がお手伝いくださっています。いつもありがとうございます。。。
皆様、本日もようこそようこそお参りくださいました。
さて、もう8時間後にはお朝事会が始まります。そろそろ休んで、明日に備えなければ。。。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。