住職&坊守のおてらダイアリー

8月の門信徒会例会

本日は門信徒会例会の日。猛暑の中、昼の部は77名、夜の部は22名、合計99名がご参拝くださいました。本当に暑い中、皆さま滝のように汗を流しならがもお参りされる姿に、ただただ頭が下がる思いと、そしてそこまでしてお参りくださる姿には、阿弥陀さまに手を合わせるように、仏法に出遇うように導いてくださっている仏様のおはたらきを感じずにはおれませんでした。また、本日は昼の座も夜の座も、最近新しく門信徒会に入会されたばかりの方々がお参りくださったことも嬉しいことでした。

今月も法語カレンダーから「私たちの人生の争いは いつも 善と善との争いだ」という宮城顗師のお言葉を味わわせていただきました。善と悪との争いではなく、常に自分が「善」「正義」「正しい」と思っている両者が揃う時、争いは起こるのでしょう。その両者の一人は、、、この私でした。。。自分が生まれ育った環境、経験、知識、そのようなもので凝り固まっている自分の価値観では、上辺では言えても、なかなか本当の意味で私が間違っているとか、悪いという感覚にはなれないのが本当の私の姿かもしれません。真実の教えに出遇うと、全く当てにならない自分の「善」に気付かされます。しかしながら、「当てにならないもの」を「当てにならない」と気づかしめるはたらきが真実のはたらきであり、そのことに気づかされることは大きな意味があると思います。「世の中安穏なれ、仏法ひろまれ」と願われた親鸞聖人のお心を、これからも聞き続けてまいりたいと思います。

ところで、いつも昼の座の後は有志の方々が月報の発送作業をお手伝いくださっています。お世話人ご届けてくださるご家庭と、郵送にて送られるご家庭とありますが、どちらもお世話人の皆さまや発送作業のお手伝いをしてくださっている方々に支えられているのでありました。いつも本当にありがとうございます。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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