住職&坊守のおてらダイアリー

刑務所へ

報恩講は無事終わりましたが、初七日、通夜、葬儀などの仏事は続いています。そんな中、本日は葬儀を前住職に勤めてもらい、私は刑務所へ行ってまいりました(写真はインターネットの法務省HPから拝借しました)。刑執行開始時指導と言って、刑務所に入ってきた方々に50分ほど教誨師としてお話しさせていただく機会を月一回いただいており、本日がその日でした。この時間は宗教の話ではなく、あくまでもこれからの刑務所での生活についての話であり、普段させていただく法話とも違うので、なかなか難しいのですが、とにかく刑務所での時間を無駄にすることなく、それぞれの目標へのステップとして、今後に活かすような心持ちで前向きに過ごしていただきたいという想いをお話しさせていただきました。私は教誨師としてまだまだ未熟者ですので、研鑽を積んでまいりたいと思います。

また、今日はご門徒のOさんが、お仲間を連れて教覚寺へご参拝くださいました。私はご挨拶だけさせていただきましたが、前住職による渋沢栄一の説明をお聞きになったりして、皆様喜んでお帰りになられたそうです。Oさんが教覚寺について誇りを持ってご説明くださっているのが、とても嬉しかったです。ようこそようこそお参りくださいました。

ところで、報恩講が終わり、初日の最高気温30度が嘘のように涼しくなりましたが、皆様くれぐれも風邪などひかれませんよう、お身体お大事になさってください。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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