住職&坊守のおてらダイアリー

恵光寺慶讃法要出講&常願寺住職継職奉告法要

この土曜日と日曜日、お寺では坊守からの報告もありましたように讃歌隊がありましたが、私は外の行事が続きました。

まず土曜日の午前中は神奈川県座間市にある恵光寺様にて「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」が勤修され、私がご本山の慶讃法要にて記念法話をさせていただいたご縁から、講師として招かれました。恵光寺様には10回目のご縁となりますが、このような特別な法要でのご法話は初めてのことでしたので、少し緊張もありましたが、寺族やご門徒の皆様がいつものように温かく迎えてくださり、また熱心にご聴聞くださり、普段通りにお取り次ぎさせていただくことができました。尊いご法縁に感謝いたします。

そして法要終了後、御斎をいただいてすぐに静岡へ帰り、荷物を取り替えて夕方には富士市の常願寺様へ行きました。翌日の住職継職奉告法要のリハーサルのためです。雅楽の奏者3名と、当日の進行を司る会奉行・会係の3名、さらに司会の方やもちろん寺族の方々と、綿密な打ち合わせを行いました。私は内陣出勤させていただく組内法中の代表として、リハーサルからご一緒させていただきましたが、翌日の本番が少しでもスムースに、またより良い法要にするために、細かなところまで意見を出し合い、17時から始まったリハーサルは、気づいたら21時近くまで続きました。常願寺の新住職・新坊守にとっては一生に一度のご法要ですので、それに関わる私たちもできる限りのことはさせていただきたいと、それぞれが感じていたのだと思います。

翌日、心配されていた雨は止みました。いよいよ本番です。可愛らしいお稚児さんたちが法要に花を添えます。始まってしまえばあっという間に進んでいきます。ご門徒の皆様も大変お慶びで、温かな法要は滞りなく無事に終了しました。私も3年前のことを思い出しながら、尊いご縁にあわせていただきました。常願寺の皆様、本当におめでとうございました。その後、実行委員会の皆様と組内法中とでお祝いの席があり(車なのでお酒は飲めませんでしたが)、21時ごろ帰宅いたしました。

行事が続いた週末でした。

 

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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