住職&坊守のおてらダイアリー

静岡西組組会→京都西本願寺へ

昨日は、まず朝一番のご法事をお勤めさせていただき、その後、私が18年間勤めたブラジル人学校がいよいよ完全閉校(放課後支援も終了)ということで、プチ同窓会的なものが開かれていたのですが、私はオンラインで10分だけ顔を出させていただき、懐かしい顔も見ることができ、挨拶もできました。
そしてその後のご法事は前住職に託し、すぐに静岡西組の組会及び実践運動委員会総会が開かれる湖西市の潮見寺様へ、責任役員で組会議員の小山博さん、組の役員をしてくださっている小山恵司さんと井上雅夫さん、そして私の4名で向かいました。組会では、今年度の活動報告、そして来年度の役員改正や組の計画などが承認されました。さらに移動教務所と言って、教務所の所長と職員が来られて色々と説明を受けました。

さて、組会を終えたら教覚寺の皆様とは新居町駅でお別れをし、京都へ向かいました。土曜日午後から日曜日にかけて仏教青年連盟の中央委員会が開かれ、途中からではありますが、指導講師として参加いたしました。夜からの合流ということで懇親会からとなりましたが(決して飲みにだけ行ったわけではありません笑)、中央委員の皆様や指導講師の先生方、そして事務局の皆様とじっくり話ができる貴重な時間でした。また、実は仏教壮年会連盟の理事会懇親会も同じ場所で開かれており、図らずも懐かしい先生方にもお会いできました。

そして本日は朝5時に起きて6時からの本願寺の晨朝勤行(お朝事)へ。まだ真っ暗な中、そして極寒の中のお勤めでしたが、本願寺でのお朝事はやはり身が引き締まります。そしてなんと本日の布教のご講師は、熊本地震以来ご縁のある壽徳寺様の坊守様でした。お朝事が終わった後、話しかけたらびっくりしておられました。ようやく庫裡の再建の目処がたったとのことでした。被害を受けていない私たちにとっては、ややもすると地震から「もう9年」も経ったと思ってしまうかもしれませんが、被災地からすると「まだ9年」しか経っていないことに気付かされます。坊守様と話していると、教覚寺の皆様が熊本地震のことを忘れないで、長きにわたって支援してくださっていることにとても感謝しておられました。皆様にくれぐれもよろしくお伝えくださいとのことでしたので、こちらでご報告させていただきます。

その後仏教青年連盟の中央委員会では様々な議論がなされ、若い世代の熱い想いをたくさん聞かせていただきました。こんなに仏青のことやお寺のことについて考えてくださっているのかと、本当に嬉しく、頼もしく、有り難く感じた会議でした。そして夕方京都を離れ、静岡に戻ってまいりました。それにしても、京都の風は冷たく、静岡に着いた時には暖かく感じました。

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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