刑務所・声明稽古・お寺のビジョン作成研修
本日は静岡刑務所に行き、新しく刑務所に入ってきた方々への研修として、お話させていただきました。特定の宗教の話ではなく、あくまでも刑務所での心構えなどについての話なので、話す難しさを感じますが、被収容者の皆様も一生懸命聞いてくださいました。先週の教誨師大会で学んだことを十分に活かせたかはわかりませんが、今話せることは話せたかなと思います。これからもこの新人研修は続いていきますので、自分なりに常にブラッシュアップしてまいりたいと思っています。
そして昨日は声明のお稽古がありました。昨年より月に2回、声明の稽古を続けており、1年以上過ぎました。とは言っても、静岡に先生はおられないので、オンラインでの稽古です。大阪の先生にご指導をいただいています。オンラインの限界はありますが、それでも毎回色々な気づきや学びをいただいています。法話はもちろん大切ですが、儀礼もとっても大切なものです。先生は車の両輪だと仰います。声明は本当に奥が深く、私はまだその入り口にしか立てていませんが、教覚寺での法要をより意義深いものにするためにも、精進してまいりたいと思います。
さらに遡って一昨日のことになりますが、宗派の「お寺のビジョン作成研修」がオンラインで開かれ、講師として参加させていただきました(写真)。1ヶ寺1ヶ寺の寺院運営計画書を作っていくために全4回の講座が開かれるのですが、第1回目は社会の潮流や価値観の変化など、様々な視点で環境の変化を見ていく外部環境分析をします。個人作業やグループ作業など、頭をフル回転させてワークを行なっていただきましたが、前向きな方々が多く、いろんなご意見が出ていました。また、日頃からお世話になっている蓮舟寺様のご息女様も、嫁ぎ先のお寺の若坊守として参加しておられ、画面上ですがお元気そうな顔を拝見できたのも、嬉しいことでした。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。