住職&坊守のおてらダイアリー

第7回教覚寺念仏奉仕団

この週末はMAXで忙しかったので、少しご報告が遅くなってしまいましたが、5月8日〜9日の2日間、京都の西本願寺へ教覚寺念仏奉仕団として総勢12名で行ってまいりました。教覚寺としては第7回目ですが、私にとっては初の引率です。さらに言えば、学生時代に一度、1日目だけ参加させていただいたことはありましたが、全日程参加するのも初めての経験です。色々と不安はありましたが、今回ご参加くださった皆様と楽しく和気藹々と、充実した2日間を過ごすことができました。

初日は午後からのプログラムですので、まずは京都について腹ごしらえ。事前に、本山近くの素敵な京町家のレストランを見つけましたので、そこで京都のおばんざいを召し上がっていただきました。120年前に建てられた古民家で、昔は本願寺の宿坊だったそうです。ご縁ですね。お食事もとてもおいしく、皆様とても喜んでくださいました。今回は京都まで来たものの、そこまで観光する時間はないので、食事で思い切り楽しんでいただこうと、エンゲル係数がかなり高めの旅行となっています笑

そしていよいよ念仏奉仕団のスタート。今日程では5団体93名の参加です。オリエンテーション時には、各団体の代表の方がそれぞれのお寺の紹介をします。教覚寺は前田さんが紹介してくださいました。
そして場所を御影堂に移して開会式の後はさっそく清掃奉仕。外陣だけで441畳もある御影堂をみんなで綺麗にしました。畳はもちろん、障子の桟や向拝なども綺麗にします。最後は恒例の横一列に並んでの雑巾掛け。皆さん一生懸命お掃除してくださいました。普段は入れないお内陣ギリギリのところまでお掃除させていただくので、間近に見るお内陣のお荘厳に皆様目を奪われていました。

そして清掃後は御門主様とのご対面。団体ごと一緒に記念撮影をし、その後全体でお言葉をいただきました。その後、安穏殿にてご法話を聴聞し、1日目のプログラムは終了。聞法会館にチェックインをし、夕食は懇親会です。これまた大いに盛り上がりまして、全員で二次会へ突入。翌朝も早いので、早めに解散はしましたが、懇親を深める時間となりました。

2日目は朝6時からのお晨朝から。誰一人寝坊することなく、お朝事にのぞみました。なんと当日は前門様が調声(お導師)をしてくださり、2日間で前門・当門、両ご門主様とお会いできたのは、皆様喜んでくださったことと思います。そして引き続いて帰敬式。教覚寺からは1名受式されましたが、なんとこの帰敬式も前門様直々におかみそりをしてくださいました。とても貴重なご縁でした。

そして念仏奉仕団のプログラムはまたまた清掃奉仕から始まります。2日目は草むしりをひたすら行いました。これでもかと生えている草をただただ抜いていきます。93名で一生懸命取りましたので、ビフォーアフターの写真をどうぞご覧ください。一心不乱に草むしりをしました。

そして清掃後は本願寺から感謝の意を込めて、国宝の書院にてお抹茶のご接待をいただきました。また引き続いて書院の拝観、御影堂にて法話、そして閉会式へと続きます。閉会式では教覚寺を代表して感謝状をいただき、無事全てのプログラムを終了しました。皆様、本願寺を身近に感じた2日間になったことと思います。また、他のお寺の御門徒の皆様ともお互いに仲良くなったりして、本当に素晴らしい念仏奉仕団となりました。

念仏奉仕団終了後は、京都の湯豆腐を食べに行き、自由時間をもって、夕方に静岡へ帰ってまいりました。引率としての役目を果たせてホッとしていますが、皆様楽しんでくださったようで、それが一番嬉しいです。ご参加された皆様、ありがとうございました。そして、まだ念仏奉仕団に参加したことのない方、次回はぜひご一緒に行きましょう!!

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PROFILE

住職 住職

学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。

坊守 坊守

仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。

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