京都へ
昨日は、刑務所で刑の執行が開始される被収容者へのお話を1時間弱させていただき、お寺に帰ってきてご法事、その後京都へ向かいました。本日朝9時から3時間、伝道院での講義を任されていたため、前泊いたしました。伝道院とは、私も学ばせていただきましたが、布教使になるために勉強する場所です。
さて、前泊した夜、たまたま京都で「仏共 (ぶっきょう) 講座 #1 〜お寺とNPOがともに考える多文化共生をめぐる対話シリーズ〜」という講座があり、大変お世話になっている先輩(目標としている先輩でもある)が登壇されるということで、参加させていただきました。多文化共生というキーワードで、浄土宗と浄土真宗の僧侶、そして活動家の3名によるお話で、本当に刺激的であり、共感でき、またすごいなと感銘を受けたり、とても充実した講座でした。その後交流会もあり、参加者も含め色々な方とお話させていただき、学びの多い時間を過ごしました。



そして本日はいよいよ伝道院での講義。3時間という長丁場でしたが、「子ども・若者ご縁づくり」というテーマで、宗派や教区の取り組み、そして教覚寺の取り組み、さらには受講生に実際にご縁づくりの企画を考えてもらうワークショップも行いました。私自身が学ばせていただいた場所で、自分が講義する日が来るなんて夢にも思っていませんでしたが、何とか役目を果たせてホッとしています。



講義終了後、新幹線に乗り込んで静岡へ。お聖教を読む会の昼の回には間に合いませんでしたが、15名ご参加くださったようです。夜の回には2名の参加者と寺族3名で和讃を読みました。本日から正像末和讃に入りました。詳しくは前住職日記をご覧ください。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
学生時代から海外に興味を持ちアメリカやブラジルへ留学。大学卒業後に京都で仏教を学び、静岡へ戻る。現在は教覚寺の住職をつとめながら、週に1度ブラジル人学校で子ども達に日本語と英語を教えている。子どもや若者とお寺との接点をつくろうと、全国の仲間達と奔走中。
仏教の知識は全くないまま東京から嫁ぎ、とにかく奮闘中の2児の母。体を動かす事なら何でも好き。方向音痴で彷徨うのも苦ではないほど。まだまだ未熟者で頼りないですが、「大好きなお寺」と言ってもらえるように、みなさんの声を聞きながら日々励んでいきたいです。